第11回 2025月夜野ジオラマ杯優秀作品表彰ページ

第11回ジオラマ写真コンテスト

ついに第11回月夜野ジオラマ杯の優秀作品が決定しました。
皆様からさまざまな作品をご投稿いただき無事に幕を閉じることができました!
この場を借りて投稿者の方に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

第11回月夜野ジオラマ杯優秀作品

ご投稿いただいたジオラマをクワガタ業界で活躍されております方々に審査して頂きまして入賞作品が決定いたしました。
グランプリや健闘賞の作品以外にも素晴らしい作品がございますので、
ぜひ他のジオラマ作品も見て下さいませ。

健闘賞『冬を越えた先に』|投稿者:加賀みのむしさん

 

 

 

作品ストーリー

今回のジオラマ作成では小型種をメインに扱ったため、繊細な作業が多く、立体的な展足作業に苦労しました。特にユキグニコルリクワガタが飛翔する様子やマダラクワガタの脚部と触覚など見えづらい部分にもこだわったのでじっくり見ていただけると嬉しいです。土台はコルクボードを部分的に火で炙り、赤枯れの朽木が静かに強調されるように工夫しました。捉え方によってはアスファルトに落ちた材木にも見えるかもしれません。
扱った昆虫について、当初は小型種3種に加え、ブナ帯と言えばのヒメオオクワガタもジオラマに加える予定でした。しかし、越冬している様子を表現したかったため、雪を装飾に取り入れると同時に、積雪の時期にも活動するタニガワモクメキリガを加えました。
全体的にマイナー寄りの昆虫を扱いましたが、生態や形態が特徴的で素敵な昆虫達です。
本ジオラマ作品を通して、これらの昆虫達に少しでも魅力を感じていただけましたら幸いです。

審査員:むし社飯島さんからのコメント

飯島さん

ジオラマでは派手な甲虫が題材になることが多いですが、普段スポットの当たりにくいタニガワモクメキリガ、ツヤハダクワガタ、マダラクワガタ、コルリクワガタの4種を選びブナ林の冬~初夏の移り変わりを再現されている素晴らしい作品です。
小型種が多く、繊細な作業に苦労されたのではないかと思いました。

準優勝『田舎ならではの灯火採集』|投稿者:夏゛季大将(ガキ大将)さん

 

作品ストーリー

昭和41年 田舎生まれの私は、子供の頃、夜は冷房ではなく網戸と扇風機で涼を取ってました。 夜テレビを見てると、ブーンッとかドサっとか音がすると、急いで網戸に向かいクワガタやカブトムシが、くっ付いていないか?興奮して探した記憶が今でも鮮明に残っておりその影響で今も楽しくクワガタやカブトムシと接してます。

審査員:三森さん・ワイルドプライド塩倉さんからのコメント

三森さん
三森さん
家の灯りに誘い込まれる田舎ならではの思い出の瞬間を見事に再現された作品。
自分の子供の頃の思い出ともリンクして懐かしく、思い出すらも形にできるジオラマ標本の更なる可能性を感じました。
塩倉さん

ライトに飛んでくるクワカブには、こんな感じに見えているのかな?これまでの作品は、自然の中のクワカブの姿を表現するか、または全くありえない
シチュエーションでその姿を表現かるか、のどちらかの作品が多かったと思うのですが。
住宅の明かりに飛んでくるという、これまでの作品とは違った人の生活圏での姿を描くという設定がとても面白いと思います。家の上を大きく翅をひろげて飛翔する姿はダイナミックで大変良い作品だと思います。

 

優勝『頂上決戦』|投稿者:ささのこさん

 

作品ストーリー

樹液酒場を牛耳る二大巨頭であるカブトムシとオオスズメバチの争いを表現しました。

審査員:塩倉さん・三森さん・Taeさんからのコメント

塩倉さん

スズメバチがカブトムシにダイレクトに攻撃する姿を表現したこの作品は、今までありそうでなかった作品だと思います。しっかりとしがみつくカブトムシと攻撃するスズメバチの姿は、本当に生きているかの様な力図良い躍動感感じられ、素晴らしいの一言です。背景などもしっかり作りこめたら、さらに
完成した作品になったと思います。

三森さん
三森さん

まさに日本の自然界の頂上決戦。
シンプルな作りにも関わらず一進一退の攻防が垣間見える作品で、自然の一部を切り取った今にも動き出しそうな躍動感がジオラマ標本最大の魅力を詰め込んだ素敵な作品だと思います。

Taeさん

カブトムシとスズメバチの対決がリアルに表現されていて迫力がありました!
実際に樹液酒場でこのように闘ってるシーンを見ることもあるので胸が高鳴りました。

さまざまなジオラマ作品をご投稿いただき、ありがとうございました。
入賞した投稿者の皆様には賞品を送らせて頂きます。

最後に今回ご参加頂いた皆様、審査員の皆様には、重ねて厚く御礼申し上げます。

 

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