クワガブが好むクヌギの木
樹液酒場に集まる甲虫達が集まる風景をイメージしてみました。
作品タイトル『真夏の夜の甲虫達』
作品ストーリー
環境破壊により昆虫達が住む森がどんどん減っていき簡単にカブトムシやクワガタが採集しにくくなってきている現代ですが、真夏の夜に昆虫採集に行ったときにこんな光景を見れたら幸せだろうなと、昆虫採集者の夢を詰め込んだジオラマ標本に仕上げました。
広葉樹の樹皮を何枚も重ね合わせ立体感を出し甲虫達が好むクヌギの木に見立て、樹液酒場に集まる甲虫達が集まる風景をイメージしてみました。
応募作品
①
②
③
作成者コメント
今回はアクリルケース等ではなくシーラケース(標本箱)を使ったジオラマ標本を作成してみましたが、標本箱の厚さの制限があるため甲虫達のポージングや配置を考えるのに苦労しました。
最初はカブトムシとクワガタだけを使ったジオラマ標本にしようと思っていたのですが、黒と茶色ばかりで少し地味だったため、アクセントとしてカナブンやハナムグリを配置してみました!
材料の樹皮や小さな落ち葉は全て昆虫採集の合間にフィールドで拾って集めました。
拘ったポイントとしては、樹皮を何枚も重ねてボンドで接着し組み合わせることで本物のような広葉樹の立体感を再現しより自然に近い作品に近づけました。
また小さな落ち葉にはボンド水塗ることで強度を高め破損しにくいよう工夫しています。
個人的にウロから出てきたネブトクワガタが樹液に集まっているのを再現したところが気に入っているので是非細かいところも見ていただけると嬉しいです!
作成者プロフィール
投稿者:関 亮祐さん
ジオラマ歴:標本歴:20年 ジオラマ作成歴:2年
クワカブ飼育採集歴:3歳の頃から昆虫が好きで大人になっても変わらず昆虫飼育を楽しんでいます。標本作成が特に好きで年中22〜23℃のワンルームマンションで寒さに耐えながらクワカブをブリードしています。