クワガタ、カブト。採集以外の楽しみかたをもっともっと広めていきたい。

私とクワガタ物語

月夜野きのこ園では、昆虫飼育で感じる喜びや出会った物語を皆様と共有したいという想いから『私とくわがた物語』というコーナーで飼育の魅力を発信していきたいと思います。第2回は通信販売部部長の金子将章の物語。子供の頃のクワガタ、カブトムシの親しみから大人になってからのジオラマ標本作りなどをご紹介させて頂きます。

子供の頃のクワガタ、カブトムシとの親しみ

クワガタ、カブトムシは小さい頃から親しんできましたが、その頃の私には今、そのクワガタやカブトムシを販売しているとは想像もできなかったと思います。

小学生のころは朝早く山に出かけクワガタ採りをして、採ってきたクワガタ同士を戦わさせて楽しんでいました。また、その当時昆虫採集セットという注射器と薬剤、虫めがね等が入った物が売られていました。この薬剤と注射器というのが、本格的に感じられ子供心をくすぐる逸品でした。捕まえた昆虫を標本にするというセットで薬剤は昆虫をお亡くなりさせる薬と腐らせない薬の緑と赤の液体がはいっていました。今では注射器の入ったおもちゃなんて考えられませんね(笑)ただ当時の私には展足という針で形を整えるという技術が無く、ちゃんとした標本を作る事はできませんでした。

夏休みでの想い出

夏休みの想い出としてカブトムシとオオクワガタの想い出があります。まず、カブトムシですが、実家の畑から大量のカブトムシが羽化してきたことがありました。原因は畑に肥料として撒いておいた廃床でした。廃床とはきのこの生え終った菌床のことで、今思えばそれは天然のきのこマットだったんですね。まあ、きのこマットですから秋にカブト虫のメスが集まり卵を相当数産みつけて行ったのだろうと思います。羽化して出てきたカブトムシの量も半端ではなかったです。その当時からカブトムシやクワガタがデパートなどで売られているという事は何となく知っていました。そこで父がこのカブトムシを売ろうと農協に話をしてきたようで、カブトムシの発見から数日後にはカブトムシをパック詰めしている父がそこにはいました。結局1ペア50円程度にしかならず、直ぐに出荷は終了してしまいました。オオクワガタについてもやはり父がらみで、どこからかオオクワガタが数万円もの値が付くという情報を得て山にオオクワガタを捕まえに行きました。私も父とクワガタ採りが楽しくて毎回のように付いて行ったものでした。ですが、オオクワガタやクワガタの基本的な知識が無かったため、オオクワガタの成虫は越冬するたびに大きく育つものだと勘違いをしており、また、越冬のさせ方も曖昧だったためオオクワガタ達は翌年を迎える事はできませんでした。今思うとそもそも採ってきたクワガタがオオクワガタだったのかも定かではございません。

現在のジオラマ標本作り

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現在ではクワガタ、カブトムシの知識やジオラマ標本を作れるまでになりました。標本作りはプラモデルを組み立てるような感覚でとても楽しいです。私の作り方は特に薬剤は使わず、基本、乾燥のみで作っています。あれほど夢中になった昆虫採集セットだったのに何故、乾燥のみかといいますと、まず注射器や四塩化炭素など特殊なものが手に入らなかったからです。それでも乾燥のみで大丈夫ですと言っておられる方もいるようなのでチャレンジさせて頂きました。何年越になるのか、あの時にはとても出来なかった展足が出来るようになり、しかも生きているような動きのある形のジオラマ標本まで作れるようになれるとは、、、。また、それが仕事の一環として私が行っているとは夢にも思いませんでした。

kaneko-1通信販売部はネット通販黎明期から一貫してクワガタ&カブトムシの飼育用品の通販専門店を運営しております。15年以上飼育用品の開発/販売に携わり、皆様にささえられこれまでに会員数3万人以上&マット販売500万ℓ以上の販売実積を積み重ねることができました。

これからもお客様の要望にお答えする為にサービス&商品ともにさらなる改良をくわえご要望にお答えできるよう努め、「生き物と触れ合う感動」を全国のクワカブファンの皆様にお届けできるようこれからもスタッフ一同頑張っていきたいとおもいます。どうぞよろしくお願い致します!

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