虫の命と成長!?

ブリードルーム

月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第10回は虫の命と成長についてです。

温度確保の重要性

ブリードは失敗がつきものだ。失敗から学び最適な方法を模索し続ける行の様なものかもしれない。前期は温度を二十五度で一定で育成し、菌糸の劣化により羽化率を下げてしまった。
今期は菌糸ビンを冬に十℃設定の部屋に移し春に二十五度設定の部屋に戻した。見越した通り菌糸の劣化は抑えられ羽化率が大幅改善されている。難点は来期に向けたペアリング、幼虫割出しが羽化割出しと重なったことだ。羽化率が上がれば苦にならない。
今期の冬大きな失敗をしている。冬に二齢幼虫を十度設定の部屋に移してしまったことだった。死亡率は倍に跳ね上がり大いに反省した。同時に三齢幼虫に育つまでの温度確保の重要性が認識できた。

ブリーダーの成長

虫の命を代償にブリーダーは成長する。誰も育て虫が死亡又は、羽化不全を起こすことを望んでいない。しかし、望まざる結果は時に起きてしまう。ブリードを続けると死を乗り越える強さを身に付け、二度と失敗しない知恵を学ぶであろう。

第10回ブリードルーム画像

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