月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第24回はカセツノススメについてです。
楽しみと疑問
「なぜだろう?」毎年、飽きずに幼虫割出をしている。種虫がまあまあでも、なぜか楽しめる。ブリードには、常に不確実性があるからかもしれない。予期せぬ結果から生まれる「なぜ」が、原動力になっているようだ。
仮説が崩れた時に、新たな気付きを与えてくれる。「あるべき姿」と「現状」のギャップが生まれる。このギャップを見つめると、見落としいたことに気付く。今まで見えてなかったことが見えてくる。
仮説を立てると、世界観が変わる。世の中には、平凡な日常とか、昨日と同じ今日という表現がある。実際は昨日と今日は、大なり小なり違い、常に変化している。思考の工夫がないと、変化に気付きつらくなってしまう。仮説という物差しを持てば、見落としがちな違いを認識できるようになる。
仮説と結果
仮説と結果から生じるギャップは、「なぜだろう?」という、疑問符を必ずつけてくれる。そこから、新たな仮説が生まれる。来年に試してみようという気になる。「なぜ」は、自己発電可能なエネルギーで、仮説は発電装置の様なものだと思える。
些細なことでも、仮説を立ててみたらどうだろうか。人はどうも、「こうだ」と決めたがる。だからこそ、仮説を立て、結現実を見つめることで、視野が開ける。夢中になっている自身を見つけられるかもしれない。