虫の知らせ!?

ブリードルーム

月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第22回は虫の知らせについてです。

虫の知らせの意味

虫の知らせは、本当にあるようだ。そうは言っても、辞書にある意味のことではない。本当の虫が知らせてくれる話だ。虫は季節の微妙な変化を教えてくれる。
今年は季節の微妙な変化を、虫が知らせている。関東の昆虫採集家やブリーダーに聞くと、「一カ月くらい動きがはやい」と異口同音に言う。クワガタ、カブトだけでなく、他の昆虫も同様のようだ。関東の水源では、雪解けが早く、雨も少ないことから、渇水になっている。
「虫の知らせ」のそもそもの意味は、悪い事が起きる予感のことだ。道教では、人は生まれながらに、感情や意識を刺激する虫を、宿していると考える。「虫がいい」や「虫の居所が悪い」という言葉の語源になっている。虫は悪い意味で使われている。

ブリードの知らせ

今年のブリードの結果は、これから徐々に分かって来る。昨年までの結果に基づき、ブリード戦略を決めたので、不安が残る。良い意味での「虫の知らせ」が欲しいものだ。でも、ブリーダーとして、日本語で虫が悪い意味で使われていることに、どうも腹の虫が治まらない。(吉虫)

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僕の中に宿る虫が、オオクワガタならいいな~

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