
数字であれこれと語る文書ばかりでは一辺倒に偏る気がする。徒然なるままに思いをつづれば、時に読者は何らかの気付きを得るかも知れない。最近、思い悩むことはブリードが三重苦(今や五重苦)の状態にあること。ブリードを長く続ければ良いことばかりでなく、悪いことも重なる時期もある。
「徒然なるままに」は「することもなく、手持無沙汰なのにまかせて」と検索で最初に出来る。筆者の感覚は「ボーと物思いにふけながら」がしっくりとくる。「徒然」とはGOO辞書によると「することがなくて退屈なこと」や「つくづく物思いいふけること」、加えて「しんみりとして寂しいこと」とある。「することもなく」という要約はどこかセカセカとした現代病を暗喩している様だ。
二十一世紀に入り、ボーとすることの価値は変わりつつある。脳科学の進歩は「デフォルトモードネットワーク(DMN)」というワードを我々に示した。DMNは「ぼんやりしている時に活性化する神経回路」である。DMNは我々が対峙する万が一に備え、インプットした情報の整理を行い、創造性のある発想を生み出す効果がある。セカセカ働く高度成長期の余韻が続く時代、SNS&スマホ依存症の時代はいずれ出口に向かうだろう。
物事はしんみりと、ゆったりと、泡の様に浮かんでは消えるアイディアを時に書留め、煮詰める時間が大切だ。お題は物事を良い方向に転じさせること。ボーと自分を追い込むネガティブな思考は身の破滅だけでなく、周りの人を巻き込む可能性がある。
さて、冒頭に書いた三重苦(今や五重苦)だが、問題解決の真っただ中のため、書ける事は推定の域を超えない。成功にせよ、失敗にせよ、ここに書く時は答えが出た時になる。今はDMNと作業を繰り返すのみだ。ちなみに文章とともに選んだ画像は、徒然なるままにAIで作ったものだけれども…良くない?(吉虫)


