月夜野きのこ園では、昆虫飼育で感じる喜びや出会った物語を皆様と共有したいという想いから『私とくわがた物語』というコーナーで飼育の魅力を発信していきたいと思います。第3回は通信販売部の福井正子の物語。月夜野きのこ園に入社してからの仕事に対する意気込みや昆虫飼育への感動などをご紹介させて頂きます。
月夜野きのこ園への入社
時は十二年前にさかのぼります。子供たちが小学校に上がるのを機に社会に出たいと思い 月夜野きのこ園 の門をたたきました。
入社した頃は、まいたけの菌床を主に製造しており、クワガタ用の菌床も製造しておりましたが、菌糸ビンの詰め機も無くて、朝から晩まで毎日毎日、菌糸ビンを手詰めで詰めておりました。しばらく経つと菌糸ビンを量りに乗せて確認しなくてもピッタリの重量で詰められるようになりました。とても嬉しかった記憶があります。
昆虫飼育の感動
その頃の我が家の子供達は、虫をみればなんでも捕まえてきました。カマキリ・コオロギ・アリ・みみずなどそのたび飼ってみました。私もカッコイイお母さんになりたくて頑張りました。『お母さん凄いね。』と言われると嬉しかったです。それからじきに我が家の子供たちが ムシキング にはまりました。それは物すごい人気のゲームで朝からゲームセンターに並ばされました。子供たちが見せてくれるカードにはとてもビックリしました。色鮮やかで大きな昆虫!!こんなムシ実在しないでしょと思わず言ってしまいました。その頃 ムシキングでみたクワガタ・カブト達を実際に見られるとは思いもよりませんでした。同時期には、子供達と色々チャレンジしました。国産カブトムシの幼虫飼育・ニジイロクワガタの幼虫飼育・ギラファノコギリクワガタの産卵・ヘラクレスヘラクレスの産卵などです。そのなかでも忘れられないのは、ギラファノコギリの産卵セットから幼虫が見えた時の事です。初めて産卵セットを組んでから、まったくメスの姿が確認出来ず、心配する子供達をなだめて待つこと数週間、小さな卵がケースの底に確認できました。学校から帰ってくると毎日、ギラファの産卵セットを持ちあげて、幼虫がいないか確認する日々が続きました。
子供達が忘れた頃にその日はきました。
小さな小さな幼虫の姿が確認できました。産卵セットの存在自体を忘れかけていた子供達もかなり感動していました。私の人生の中でも忘れられない経験です。
初心を忘れずに
この頃には、お客様から沢山のご注文・ご要望を頂けるようになり製造・販売できるアイテムも少しづつ増えていき現在では生き虫も取り扱えるようになりました。
商品ご購入時に同梱させて頂いておりますハガキやホームページのアンケートから毎日たくさんのお客様にご意見を頂戴しております。
お客様からのご意見を大事にして初心を忘れずにいたいと思っております。
月夜野きのこ園は群馬県の北部にあります。空気も水もきれいでとても住みやすい町です。夏にはホタルがみられる場所もあります。自然あふれるこの地からクワガタ・カブトムシの情報を発信していきたいです。まとまらない話しになってしまいましたが最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。
これからもお客様からの頂いたご要望やご意見を大事にし、女性の視点から、昆虫業界を盛り上げていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します!