数値化すると!?

ブリードルーム

月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第12回は数値化についてです。

データから分かるオオクワガタのブリード

生き物はつかみどころがない。オオクワガタのブリードを続けていて感じる。単純なロジックで目指す結果はでない。真相を探るために数値化をして過去約三年の通年産卵データをグラフ化してみた。データ数が集まれば集まるほど新しい説が立てられるかもしれない。
前提条件を説明すると環境は通年二十五度管理で湿度は七十から八十パーセントの間を狙っている。しかし、湿度は冬に基準以下に下がり、夏は逆に超えることが頻発する。閉じられた環境での通年産卵だが季節の影響を受けている。

データが蓄積をして集計すると生まれる仮説

まずは産卵から割出までにどの時期を経過してきたかだ(表1)。横軸の日付は幼虫割出日になっていて産卵週から丁度十週目にあたる。縦軸は独自の産卵指数である。年によって前後するが初春から初夏の気候を通ってきた場合に産卵数が多くなる傾向にあるようだ。加えて十月から十一月初旬までの盛り上がりも気になる。
ペアリング時期と産卵数の関係はどうであろうか(表2)。大体春から初夏にペアリングすると産卵数が増えている。今年のデータは暫定値なので最終結果を待ちたい。また、昨年と今年の産卵数の増加時期のズレは産卵環境改善によるものか、気候の違いなのかさらなる比較分析が必要だ。
現時点のデータ数では少な過ぎるので結論は急げない。地道にデータが蓄積をして集計すると色々な仮説が生まれて来くる。次に何を試そうか、今やっていることがどの様な結果になるのかワクワクさせてくれる。数値化はブリードを倍に面白くするかもしれない。

第12回ブリードルーム

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