AIでブリード分析Ⅱ~ヒストグラムと統計学

ブリードルーム

AIの最新トレンドは、米国においてホワイトカラーの仕事を奪い始めている。巨大資本はスピーディーかつ無慈悲に、莫大なコストをかけて新たな仕組みを日々構築している。では、使用者はこのままで大丈夫なのであろうか?「AIでブリード分析Ⅱ」では虫の分析をしつつ、この問題にも考察していきたい。

今回の分析テーマはGEMINI3 PROに対してプロンプト(指示)を作成し、次のタスクを実行させることだ。第一はヒストグラムで羽化した虫とペアリングの分析を日常使いできるデータセットとコマンドにすることだ。筆者は頭数が多い場合やサイズが大きいペアは色々と知りたくなる。統計学はひとつの見方として用語と読み方を学べば、膨大なデータを具体化するツールとして使える。

次に羽化サイズの分布パターンは正規分布(ベルカーブ)というに近いか否かを分析する。グラフ1は視覚的に捉えたものだ。歪度は分布の山が右側(大きいサイズ)に寄っているとマイナスになる。突度は山の高さが大きいほどプラスになる。標準偏差は小さい程バラツキの度合いが小さくなる。これらは他のデータと比較する時に有効だ。
最後に対象データは全羽化データと比較して特徴的か否かを分析する。目的は統計学的な標準から見た視点からサンプル全体での位置づけが分かる。グラフ2は比較用のヒストグラムだ。AIが導いた結論はサイズのバラツキが小さい。また、筆者の解釈を付け加えるとオスは突度が大きく一部のサイズに偏る。

筆者は「AIは使える人と使われる人を作る」とAIを分析に活用して感じる。必要なスキルはAIへの得手不得手の理解し、理路整然とプロンプトでAIの混乱を回避し、与えるデータで精度を上げることだ。その中で統計学は確率された手法でAIと相性が良いと考えられる。つまり、AIは何をやっても正しい答えを導いてくれる訳でなく、使う人間次第である。(吉虫)

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