2016年オオクワガタ・ペアリング計画!

ブリードルーム

月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第19回は2016年オオクワガタ・ペアリング計画についてです。

今期のブリード戦略

今シーズンのブリード戦略はどうしよう。やればやるほど、分からないことと、分かることが、同じくらい増えていく。正解は結果が出ないと分からない。ならば、分かることでベースプランを組み、分からないことは仮説を立て検証しよう。
グラフは2013年8月下旬から2015年12月中旬までに、1ペアから生まれた幼虫数の4週移動平均の推移である。25.5℃±1℃、湿度60~80%に管理された部屋で、通年ブリードした結果だ。年によりバラツキはあるものの、19週(ゴールデンウィーク明け)から28週(7月2週目)までがペアリングのベストシーズンにみえる。
仕掛けたペア数に影響されていないか疑問に思い、ペアリング数を棒グラフへ加えてみた。14年は週20ペアを17週連続で仕掛けたが、同じように孵化せず鋭角なピークがある。15年の場合は、ピークは仕掛けた数が少ない時期にある。どちらの年もペアリング数と孵化数に、相関関係があるとは言えない。

外気の影響

温度管理された室内でも、外気に影響されている可能性がある。年により孵化数ピークが違うので、データ通り19週から28週にペアリングを集中させ、変動に対応させる。仮説に対しては気候データを収集し、孵化数と比較していく。結果が分かるのは12月とまだ先だ。コントロールできないことは天に任せ、できることをやっていこう。

2016年オオクワガタペアリング計画

 

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