月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第18回は生変動要素と長い付き合いについてです。
様々な要因によって変わる結果
オオクワガタのブリードをしていると、意外と複雑だな~と感じる。やっている事は至極単純なのだが、結果は想像以上にばらつく。様々な要因が相まって結果が変わる。やり続けないと、真相に辿り着けないのだろう。
昆虫のブリードの場合、まずは気候、又は環境が重要な変動要素になる。加えて、餌や違うDNAを持つオスとメスの組み合わせが、バラツキを生んでいる。同腹の個体であっても違いがあり、同一環境でブリードしても、同じ結果になるとは限らない。
仮説と検証の繰り返し
様々な「?」と常に葛藤している。変動要素を比べ、原因を探っている。なぜ、産卵数が少ないのだろう?なぜ、大きい親虫から小さく生まれてくるのだろう?答えはすぐには見付からない。
たかがオオクワ、されどオオクワ!やればやるほど、分からなくなっていく。とどのつまり、ひたすら仮説と検証を繰り返していくしかない。そうすれば、いつか何が見えてくるのかもしれない。(吉虫)