月夜野きのこ園と 「 真田丸 」

ブリードルーム

月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第20回は月夜野きのこ園と 「 真田丸 」についてです。

真田丸

月夜野きのこ園の利根川を挟んだ対面に、日本史の重要な局面に登場する城跡がある。豊臣秀吉天下統一の最後の大仕事、「小田原征伐」の引き金を引いた名胡桃城だ。現在、NHK大河ドラマ「真田丸」が放映されているが、六月五日の放送で名胡桃城が登場する。日々、会社の敷地から眺めることができる城跡なのだ。
1589年に、月夜野きのこ園のある利根沼田地域は、秀吉公の裁量により、利根川を境に三分の一を真田氏に、残りを後北条氏(小田原)に拝領された。ところが、秀吉公が決めた、許可なしに他国を侵略してはならいというルール(惣無事令)を、後北条氏は破り名胡桃城を奪ってしまう。秀吉公は大義名分を得て、小田原征伐を始めることになる。

名胡桃城の風景

山城である名胡桃城の現在の姿は、城跡として掘割が保存されている。「真田丸」効果で訪れる人も増えたと聞く。城跡を奥まで進むと、袖郭で開けた風景に出会える。利根川の向こうに見える三峰山の風景は爽快である。山のふもとには月夜野きのこ園がある。
1590年に後北条氏を討伐した豊臣秀吉は天下人となる。利根川沿いの素朴な土地に、その歴史の一ページが刻まれているである。ちなみに月夜野きのこ園の背後には、明徳寺城跡がある。様々な勢力が奪い合いを繰り返した、関東の戦国時代が刻まれた場所で、月夜野きのこ園は二十年目を迎えている。(吉虫)

名胡桃城址からの眺め

 

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