命と健康を預かる!?

マガジン-201709-1-DSC09260-2 ブリードルーム

月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第35回は「命と健康を預かる!?」についてです。

ブリードルームの行政官

ブリードルームは一つの世界だ。命の始まりと終わりがある。出生を登録し、時に入居、転居届を受け、婚姻届も扱う。最後には死亡届を受け戸籍から抜く。まるで人の命と健康を預かる行政のようだ。

我々の祖先は、行政の善し悪しで、時に苦労し、繁栄もしてきた。虫を扱う者は行政官のようだ。命が尊重され、繁栄できる世界を作りたいものだ。悪代官のようにはなりたくない。

命を預かる者として

「マトリックス」という映画がある。人間は発電のために、カプセルに入れられ、管につながれる。ブリードは管につながないが、箱に入れる。「マトリックス」の様な世界で、生きることを虫に強要する。

虫に自由はなく、扱う者の選択が全てだ。虫は言葉を発してくれない。だから、我々は心を痛ませず、モノの様に扱える。常に自らを戒め、ブリードルームの行政を執行しなければならない。(吉虫)

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