密林の奥地へと向かった先には?!を表現した作品です!
作品タイトル『密林のトリケラトプス』
作品ストーリー
厳かな気配が漂うタイ王国の密林。
長らく人目に触れることが無かったそこは、何だか恐竜の時代にタイムスリップしたかのような感覚まで覚えた。藪を押し除け、奥へ奥へと足を進める。
どれほどの時間が過ぎたであろうか、遂に密林の奥地へ辿り着く。
汗や泥で汚れた我々を出迎えてくれたのは、この密林の主であろう一つがいのカブトムシだった。
立派に伸びた五本の角は、白亜紀を生きたトリケラトプスを彷彿とさせるほどの威厳を放っていた。
そしてその威厳こそが、この密林に漂う唯ならぬ雰囲気であったのであった。
応募作品
①
②
③
作成者コメント
竹が滑りやすく、標本を固定するのに苦労しました。
接着剤を使用し完全に固定する事も検討しましたが、接着剤が乾燥すると白くなり見映えが悪くなってしまう事を不安視していたため極限まで接着剤を使わずに製作しました。また、本作品を製作するにあたり背景にもこだわりました。本来なら竹林に生息するゴホンヅノカブトですが、敢えて竹以外の植物を設置する事でより密林感を強調させるよう意識しました。周囲の植物のボリュームにもこだわり、藪を掻き分けた先に閉鎖的空間を見たという世界観を上手く表現できるできたのではないかと思っております。使用した標本についても野外品にこだわりました。本種は活動開始から時間が経つなどすると上翅の色味が黒ずんでしまいがちですが、今回はそれを逆手に取り密林の主として長きに渡り君臨している風格に仕立てました。
作成者プロフィール
投稿者:こうさん
ジオラマ歴・クワカブ飼育採集歴:小学校中学年ごろから標本作成を開始、初のジオラマ作品は大学4年生時に作成したコアオマイマイカブリブリードの本格始動は中学生からでしたが、クワカブには幼稚園児からハマっていました。