【〜夏夢〜】クワカブジオラマ写真コンテスト:エントリーNO9

第10回ジオラマ写真コンテスト

ビーチの上を空高く飛び回ってる作品です!

作品タイトル『〜夏夢〜』

作品ストーリー

子供の頃の1番の楽しみと言えば、夏休みに連れて行ってもらえる伊豆旅行でした。
伊豆は海と山に恵まれていて、昼は海水浴、夜は虫取りを楽しむことが出来ました。そんな伊豆旅行の中で、一度だけビーチの上をタマムシが飛翔していることがありました。手が届く距離ではなかったので逃しましたが、人生で初めて見たタマムシだったので強く記憶に残っています。
今回はタマムシの代わりにニジイロクワガタを用いて、その時の風景を再現しました。
まだまだ夏まで長いですが、このジオラマをみて少しでも童心に帰っていただけたら幸いです。

応募作品






作成者コメント

最も苦労したのは期間でした。
というのも、この企画を知ったのが1/16で、材料を集め終わったのが1/17、制作しているのが1/18という超キツキツペースでの応募となっています。たまたま飛翔標本だけはあったので、慌てて資材集めに走りました。
ここに入力しているのも16時なので、果たして間に合っているのかどうか…己のリサーチ力不足を恨むばかりです。箱にはGEXの水槽を用いました。厚みがあり、高級感もバッチリです。水槽内のオブジェクトは全て100均で調達しました。意外と秋葉原やホームセンターには置いてないんですね。ダイソーもあまり良いものがなく、最終的にSeriaになりました。
何故ここに最初に来なかったのかと思うほど素晴らしい商品が沢山置いてありました。特に水色の蝋燭ゼリーは扱いが容易で大変重宝しました。ありがとうSeria。また、飛翔標本のモデルには昆虫撮影家の海野さんの動画を用いました。高画質でカブトムシの飛翔を撮影しているため、非常に参考になりました。特に、羽の風圧によってフセツが前後に動くという情報は、飛翔感を出す上で大変重要なものでした。羽を開いた標本はあるものの、キチンと飛んでいるように見えるものは少なかったため、完成品のお手本は無いに等しい状態でした。
また、標本針は真横から刺し、入道雲で埋めてあります。真横からの撮影であれば目立たないため、これも飛翔感を増していると思います。展足だけで2〜3時間かかりました。何せ初めて作る飛翔標本なので、何度も作り変えました。ある程度魂を込めて作った標本なので、まあ最低限飛んでいるようには見えると思います。背景はスタイロフォームをそのまま使用しました。カットが下手くそなため、この作品はマクロで見る用ですね。スタイロフォームはきめが細かく弱い光沢があるため、意外と空の背景に向いているかもしれません。
裏話になりますが、クワガタって顎を閉じて飛ぶんですね。足は全部開いて飛ぶので顎も開くもんだと思っていましたが、DMでこっそり教えてもらいました。教えてくださった方も、顎を開いた方が格好良く見えるのでリアリティとのバランスが難しいと仰っていました。
期間は短かったですが、材料集めと作成時間は十分確保できたため、出せる実力は全て出したと思います。

作成者プロフィール


投稿者:クロガネさん

ジオラマ歴:標本自体は300頭程度は作成していると思いますが、ジオラマは初めてです。

クワカブ飼育採集歴:飼育も採集も飛び抜けたものはないですが、とりあえずヒラタクワガタが大好きです。ただ、ヒラタは標本だと地味なため、最近は標本にした時に格好良くなるような虫を買い集めています。

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