みなかみのはる

マガジン-201705-1-P1020154 ブリードルーム

月夜野きのこ園ブリードルームでは、月夜野きのこ園での昆虫の飼育や産卵などについてを発信していきたいと思います。第31回は「みなかみのはる」についてです。

春の予感

山地の春は遅く、平地が桜で賑わっても、寒風が吹いていた。それでも、春はじわじわと忍び寄り、春の息吹が足元から語りかけて来た。心がソワソワし、気移りが激しくなった。予定していた記事の内容を、締め切り一週前で変更した。

意外な事実

今年の春は遅れて来た。写真は四月十三日に、利根川の河岸段丘の上段のブリードルーム横で撮影した。標高にして四百米弱ある。なんと激しい天候の変化なのだろうか!出稿直前になって気温が急上昇し、桜が咲いてしまった…。

オオイヌノフグリとヒメオドリコソウが足元の草だった。日本の春を物語る草かと思っていた。どちらもヨーロッパ原産の外来種と後で知った。言葉を失った。さらに、オオイヌノフグリはクワガタソウ属だった。ブリードルームに相応しい草だと思い気持ちを立て直した。

春は今季のブリードが本格始動するタイミングで、気持ちが落ち着かなかった。国産クワガタを主軸にすることはすでに決まっていたが、目移りし常にソワソワし続けた。外国産クワガタにも目移りした。それは春の草だけにしておこうと決めた。(虫吉)

マガジン-201705-1-P1020154

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