ついに第7回月夜野ジオラマ杯の優秀作品が決定しました。
皆様からさまざまな作品をご投稿いただき無事に幕を閉じることができました!この場を借りて投稿者の方に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
第7回月夜野ジオラマ杯優秀作品
ご投稿いただいたジオラマをクワガタ業界で活躍されております方々に審査して頂きまして入賞作品が決定いたしました。
グランプリや健闘賞の作品以外にも素晴らしい作品がございますので、ぜひ他のジオラマ作品も見て下さいませ。
第7回月夜野ジオラマ杯結果発表動画はこちらから
健闘賞 作品名『楽園の空へ』 投稿者:eiei王さん
作品ストーリー
「おとうさん!インドネシアってどのくらい遠いの?ボク、行ってみたいんだけど」
『ははは、大人になったら自分でお金を貯めて行きなさい』
そうあしらわれてからン十年。
今や子どもをかつての自分と同じようにあしらう年齢になったが、あの頃の夢は夢のままだ。
なかなか訪れそうにない次のチャンスは、子どもが孫をあしらう様になる頃だろうか。
…などと、平凡で平穏な妄想を抱いていたその頃、インドネシア共和国・ペレン島では一匹のクワガタのオスが空へ飛び立とうとしていた。 子孫の繁栄をメスのなかへと託して。
審査員Taeさんからのコメント
躍動感があり、メタリフェルのカッコ良さが際立っています。かっこいい姿で残してあげたいという作者の想いが伝わってきました!まだ生きてるのではないか?と思ってしまうほどです。ワクワクがこちらまで伝わります!
健闘賞『真夏の夜の甲虫達』関 亮祐さん
作品ストーリー
環境破壊により昆虫達が住む森がどんどん減っていき簡単にカブトムシやクワガタが採集しにくくなってきている現代ですが、真夏の夜に昆虫採集に行ったときにこんな光景を見れたら幸せだろうなと、昆虫採集者の夢を詰め込んだジオラマ標本に仕上げました。
広葉樹の樹皮を何枚も重ね合わせ立体感を出し甲虫達が好むクヌギの木に見立て、樹液酒場に集まる甲虫達が集まる風景をイメージしてみました。
審査員三森さんからのコメント
まずシーラケースを使ったジオラマ標本と言うのが魅力的だなと思いました。シーラケースと言う限られた空間の中で、沢山の様々な昆虫達が争うこと無く樹液に群がるる姿が、昆虫達が穏やかに過ごせる程、シーラケースの側面を地面と見立て、木の根元にある樹液酒場と言うのが分かるのも最高ポイントです。
準優勝『昆虫事態宣言』みーにゃんさん
作品ストーリー
新型ウイルスによって人と人との感染が拡大されている今、
虫にも感染が広がりかねません。
クワガタにもマスク着用をして手洗い&うがい、
ソーシャルディスタンス、3(密×蜜〇)を保ちましょう。
不要な外出はひかえ、おうちでブリードしましょう。
ここに『昆虫事態宣言』を発令します!
審査員の皆さんからのコメント
コロナ禍で世の中に閉塞感が漂う状況の中、ほのぼのとした笑いのあるジオラマに共感が持てました。「3蜜」は昆虫業界2020年の流行語大賞ですね!
一目でわかる再現度の高いマスクで、たくましいオオクワガタに可愛らしさも加わっり、本当は何匹かでこのゼリーを食べたい所を1匹で来たのかな?といつの間にか想像してしまいました。密を蜜としているのも好印象です。ダジャレ好きなので。
優勝『樹液酒場の1日』oeさん
作品ストーリー
数多くの昆虫が集まる樹液酒場。
樹液を巡り日々戦いが繰り広げられているが、一体どんな昆虫が樹液を求めて来ているのだろうか?
夜の代表格と言えばカブトムシだが、日中はどんな昆虫が来ているのだろう。
さあ、樹液酒場の一日を見てみよう!
写真①日中の樹液酒場
写真②夜間の樹液酒場
写真③夜に樹液を見に行ったら・・・
審査員からのコメント
まさに、森の酒場が、まるでそのまま森から飛び出して来たと錯覚してしまうほど忠実に再現されていて、素晴らしい作品だと思います。それぞれの虫の動きも、丁寧に作られていて、野生で生きる彼らの力強さを感じます。この作品を見ていると、思わず、採集に外に飛び出していきたい気分になります。お見事!!
カブトムシやクワガタムシだけではなく、各種チョウ類、ヨツボシケシキスシやカナブンの色変わりなど脇役たちがきらりと光る、リアルなジオラマだと思います。夏の雑木林が待ち遠しくなりますね!
さまざまなジオラマ作品をご投稿いただき、ありがとうございました。入賞した投稿者の皆様には賞品を送らせて頂きます。
最後に今回ご参加頂いた皆様、審査員の皆様には、重ねて厚く御礼申し上げます。