ブリードルーム

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血筋の必然性と意外性を楽しむ

競馬好きは、昆虫ブリードでも血筋を楽しむ傾向にあるかもしれない。 二〇二〇年は昨年に続き、羽化割出の開始時からサイズアップ個体を確認できた。祖父、父は七五ミリ台だが、別腹から八〇ミリ前後のオスが産まれている。血の必然性、意外性のロマンを...
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やむを得ない気候変動

この二年は暖冬だった。気候変動は生態系に何らか影響を与えるだろう。絶滅する種は?新型コロナウィルスは気候変動が要因?地球上の万物は、大なり小なり環境の変化に左右されている。クワカブ研究所は、ブリードルーム内の環境を一変させる程のやむを得...
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ブリードと再現性

科学も生産も再現性が重要だ。再現性がないことは、科学的な分析ができない。科学的に解明できないことは、工学的に手法を組めない。 確実性の低い生産手法は、経済的活動に不効率な結果を及ぼす。クワカブ研究所は、再現性のある生産手法を実現するた...
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2020の決断

物事は上手く行けば全て安泰という訳でなく、新たな問題点が必ず現れる。ここ三年間、クワカブ研究所は、オオクワガタの幼虫頭数、羽化率で大幅な改善を遂げた。 その一方で、羽化頭数は一年でさばける範囲を超え、余らせる結果となってしまった。 二〇...
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遅生まれの幼虫と菌糸ビン交換数

日本に住む人間は、四月スタートという文化の中で、生まれた季節が人生に影響を与えるという。早生まれは、同学年の子より発達が早く、特にスポーツで自信を持つ傾向らしい。 日本のオオクワガタは、ブリードされることも多く、温度コントロールさえすれ...
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逃亡犯

ある日、事件は現場で起きた。 「オオクワガタが逃亡しただと!」 指名手配犯♂A、♂B、♂Cはすぐに捕まった。Aは79.5ミリ、Bは76.0ミリ、Cは73.0ミリだった。これで完全解決とはいかず、どの菌糸ビンからどの虫が逃げたかが分か...
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ファミリーヒストリー・僕はオオクワガタ

僕はオオクワガタ、今年の夏に成人した。体長は80ミリある。僕たちの種は成虫になると、身長が変わらない。父は79ミリあった。人間は僕らを小さな部屋の小さな入れ物の中に1頭ずつ入れる。だから、僕は父を見たことがない。 僕らのことをあれやこ...
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続・有力母系の誕生か?

今回のテーマは数カ月前の記事「有力母系の誕生か?」の「続」編だ。オオクワガタ【母系1619】は果たして、サイズアップを促す有力母系なるのだろうか。クワカブ研究所は、スタート時からサイズアップ要因として母系重視の仮説を持っていた。苦節8年...
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東京実験二〇一八(2) ~非対称な成虫たちと遺伝について~

東京実験第2弾は、オオクワガタのアゴ奇形が遺伝するかである。親虫は昨年の記事で「カッコいい奇形」として紹介した、内歯が外に2本突き出ている個体だ。このオスはアゴに奇形のないメスと交尾をさせた。産まれた子は、一見すると正常に見えたが、写真...
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東京実験二〇一八(1)~「アホ」なこと続ける~

「イノベーションはガラクタから生まれる」 このフレーズは『京大的アホがなぜ必要か~カオスな世界の生存』という本にある。現代は樹形図型と呼ばれる理論的思考を重視する。しかし、多くのブレークスルーは、ミスやガラクタだと思っていた知識や結果...
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