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ブリードと再現性
2021/1/28
科学も生産も再現性が重要だ。再現性がないことは、科学的な分析ができない。科学的に解明できないことは、工学的に手法を組めない。 確実性の低い生産手法は、経済的活動に不効率な結果を及ぼす。クワカブ研究所は ...
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2020の決断
2021/1/30
物事は上手く行けば全て安泰という訳でなく、新たな問題点が必ず現れる。ここ三年間、クワカブ研究所は、オオクワガタの幼虫頭数、羽化率で大幅な改善を遂げた。 その一方で、羽化頭数は一年でさばける範囲を超え、 ...
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遅生まれの幼虫と菌糸ビン交換数
2021/1/30
日本に住む人間は、四月スタートという文化の中で、生まれた季節が人生に影響を与えるという。早生まれは、同学年の子より発達が早く、特にスポーツで自信を持つ傾向らしい。 日本のオオクワガタは、ブリードされる ...
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逃亡犯
2019/12/5
ある日、事件は現場で起きた。 「オオクワガタが逃亡しただと!」 指名手配犯♂A、♂B、♂Cはすぐに捕まった。Aは79.5ミリ、Bは76.0ミリ、Cは73.0ミリだった。これで完全解決とはいかず、どの菌 ...
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ファミリーヒストリー・僕はオオクワガタ
2019/12/5
僕はオオクワガタ、今年の夏に成人した。体長は80ミリある。僕たちの種は成虫になると、身長が変わらない。父は79ミリあった。人間は僕らを小さな部屋の小さな入れ物の中に1頭ずつ入れる。だから、僕は父を見た ...
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続・有力母系の誕生か?
2019/12/5
今回のテーマは数カ月前の記事「有力母系の誕生か?」の「続」編だ。オオクワガタ【母系1619】は果たして、サイズアップを促す有力母系なるのだろうか。クワカブ研究所は、スタート時からサイズアップ要因として ...
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東京実験二〇一八(2) ~非対称な成虫たちと遺伝について~
2019/12/5
東京実験第2弾は、オオクワガタのアゴ奇形が遺伝するかである。親虫は昨年の記事で「カッコいい奇形」として紹介した、内歯が外に2本突き出ている個体だ。このオスはアゴに奇形のないメスと交尾をさせた。産まれた ...
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東京実験二〇一八(1)~「アホ」なこと続ける~
2019/12/5
「イノベーションはガラクタから生まれる」 このフレーズは『京大的アホがなぜ必要か~カオスな世界の生存』という本にある。現代は樹形図型と呼ばれる理論的思考を重視する。しかし、多くのブレークスルーは、ミス ...
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真の技術を身に付けた日
2019/12/5
新しいペアリングシーズンはみなかみ町の遅い春と伴にやって来た。クワカブ研究所周辺の田は水が張られ、苗が水面を埋めつくしていく。今年は新施設で3回目のブリードシーズンだ。オオクワガタの幼虫数は、前年を上 ...
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変形?『T1963SR2M710-7』
2019/12/5
ある日、特殊な形状をしたオオクワガタが産まれていると報告があった。このオオクワガタは前胸背板が盛り上がっており、前頭と前胸背板の間がくびれていた。当然ながら、この虫は出荷対象から外れた。 商品という観 ...